夕蜜柑氏による「小説化になろう」連載、同名ライトノベルのテレビアニメ版。
内容は、作品タイトル通り防御力に極振りしたゲーム初心者の少女・楓の活躍を描いたもの。
いわゆる「なろう系」などと言われている主人公の強さを焦点にあてたものでなく、どちらかというと日常系アニメのような雰囲気の作品になっております。
※極振り=成長方法が能力振り分け式のゲームにおいて、特定の能力値だけを集中的に成長させること。
第8話「防御特化と第三回イベント。」では、メイプルが一人でとあるダンジョンに行く展開に。
ダンジョンの奥にいた鎧をまとった巨人のような姿のボスモンスターと対決するメイプル。
毛玉のような形態になり防御を固めながら、お供の亀・シロップのスキルにより鎧をまとった巨人を攻撃します。
お供のスキル攻撃を受けた巨人は、ダメージにより鎧が損傷し、悪魔のような姿を現します。
そして、お腹の部分が割れ、中から無数の人の手が生えた異形の姿に。
尻尾から毛玉メイプルに火炎攻撃を放ち、さらに腹部の手でメイプルを捕えるとそのままお腹の中へと取り込んでしまいます。
胃袋の中で途方に暮れるメイプルですが、その防御力は胃液によるダメージを受け付けないことに気が付きます。
落ち着いたメイプルは、胃壁にかぶりつくと、もぐもぐと捕食。
巨人はお腹を押さえて苦しみだし、そのまま消滅し、メイプルは脱出します。
アニメとしては、作画は安定していて、ヒロインたちは可愛らしく描かれている印象です。
前述のように、防御が極端に高い主人公、ということでヒロインが傷つくことはほぼなく、ピンチ要素は薄め。
胃袋内のシーンはしっかり描かれている印象ですが、かなり変わった内容であるため、丸呑み的にはやや物足りないところか。
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