眷属の連鎖

同人サークル幻想ストマックの成人向け同人誌。
本作品は、2017年冬に開催されたコミックマーケット93にて販売されたものです。
内容は、エルフの少女と人間の女性との逃避行、そして妖魔化を描いたもの。
出血を伴うようなリョナ描写はありません。

表紙、本編共にカラーで、本編は23ページ。
同サークルの眷属シリーズの作品ですが、共通点は捕食尻尾を持つ妖魔が登場するだけであり、ストーリー的なつながりはありません。

物語は、エルフが差別を受ける世界で、エルフの少女エルルと、人間の女性アンの逃避行から。
安全な洞窟で野営をする二人。
保護者的な立場のアンはエルルに先に休むように促します。

アンはエルルのことを考え、しばらく物思いにふけっていると、奥の方から怪しげな声が。
そこには捕食尻尾を持った女妖魔と、すでに妖魔化してしまったエルルの姿が。

妖魔化したエルルはアンに抱きつくと、唇を重ねていきます。
さらに、ふたなり状態になったエルルは、アンの身体を使い行為に及びます。
そうしているうちに、アンは内に秘めていたエルルへの想いが徐々に昂っていきます。

そこで、捕食尻尾を持った女妖魔がアンの両脚を捕食口で咥え込みはじめます。
「これってもしかして…食べられてるの！？」
と、困惑するアン。
やがてアンは全身を捕食口に呑み込まれてしまいます。

そこに今度は妖魔化したエルルが捕食尻尾を開き、ママ(女妖魔)の元へ。
二人は捕食尻尾を合わせると、アンの身体を口移しの要領で受け渡します。
エルルは愛するアンを呑み込んでいることにより激しく気分が昂っていきます。
そして、アンもエルルに丸呑みにされながらも、安らいだ気分になり、そのままエルルのお腹の中へ。

しばらく後、妖魔になったアンが吐き出され、アンとエルルはお互いの想いを伝えあい、結ばれる、というところで物語は終了します。

丸呑み関連シーンは以下の11ページ。

同サークルの過去作品同様、捕食尻尾を持つ女妖魔をメインとした作品。
過去の眷属シリーズは男性が呑まれて女性になる、という性転換描写がありましたが、今作の被食者は最初から女性。
最終的にはハッピーエンド風になっているため、悲壮感もあまりなく受け入れやすい内容かと思われます。

丸呑みシーンとしては、丸呑みにされるまで、丸呑み後の体内描写の両方の要素あり。
丸呑み作品を数多く手掛けるサークルの作品だけあり、丸呑み描写には非常に力を入れて作られております。
脚から丸呑みにされた後、口移しで受け渡しされ再度丸呑みにされる、といった凝った描写があるのが特徴的。
同サークルの過去作品が好きな方ならば、丸呑みだけを目的としても問題なくオススメできる内容です。

DLsiteでは、サンプル画像6、7にて丸呑みシーンのものが公開されております。
また、タイトル画像にも丸呑みシーンの一部が使用されております。
興味がある方はチェックしてみるとよいでしょう。