ジャンプスクエアで連載の漫画。
「ロザリオとバンパイア」の続編の物語です。
元々は月刊少年ジャンプで連載していて、ジャンプスクエアに移った際にタイトルに「Season II」がつき、第二部として連載しています。
ストーリーは、一般人の男子高校生の月音(つくね)が、妖怪だらけの学校に通うことになってしまい、なぜか女生徒達にモテモテになる、という物語です。
過去に2度、アニメ化がされていますが、ここで紹介しているエピソードは無いようです。
第1巻
モンスタードリアンという食虫植物に丸呑みにされるのは、メインヒロインである萌香(もか)。
萌香は、頭脳明晰、容姿端麗の心優しいバンパイア。
ロザリオを外すと本来の力の封印が解け、クールで尊大な「裏萌香」と呼ばれる人格に変化します。
学園の課外実習で、モンスタードリアンという食材を探すことになった月音達。
月音たちのチームはモンスタードリアンを発見しますが、ライバル同士である萌香と胡夢(くるむ)は競い合ってばかりで、一度は捕まえるもののモンスタードリアンに逃げられてしまいます。
モンスタードリアンの動きに不審な点を感じた萌香。
モンスタードリアンは、逃げるふりをしながら、月音達を誘い出そうとしていることに感づきます。
そうとは知らず、モンスタードリアンを追いかけ続ける胡夢。
危険を察知した萌香は、胡夢をかばうために突き飛ばします。
しかし、その瞬間に萌香の足元から巨大な口が現れ、挟み込まれるように丸呑みにされてしまいます。
その後、萌香を助けるため、モンスタードリアンと戦うことに。
その戦闘中に、今度は月音がモンスタードリアンの触手につかまり、飲み込まれてしまいます。
月音を飲み込み、大きくげっぷするモンスタードリアン。
しかしその直後、モンスタードリアンの腹部が大きく膨らみ始めます。
そして、月音によって力を解放させられた萌香が腹を蹴り破って脱出してきます。
丸呑みシーンは、地に潜んだ食肉植物が現れる大きなコマが1つ。
閉じられる様子が小さなコマで2つ。
バクンと閉じられ食べられてしまう小さなコマ(涎あり)が1つです。
飲み込まれた後は、月音達とモンスタードリアンとの戦闘シーンになるため、体内のシーンはありません。
ちなみに、月音が飲み込まれるシーンは、触手に巻きつかれて口内へ運ばれる大きなコマが1つ。
ばくんと食べられてしまうコマが1つ。
ゲープと食肉植物がげっぷするコマが1つです。
萌香が飲み込まれるシーンは一瞬で、それより描写が細かい後半の丸呑みシーンは対象が男、というなんとも惜しい作品です。
萌香の飲み込まれるシーンと月音が飲み込まれるシーンの対象が入れ替わっていればよかったのですが、非常に残念。
7巻(ジャンプスクエア2010年4月号)
丸呑みにされるのは、サキュバスの胡夢。
月音に積極的なアプローチをする、ポニーテールのグラマーな少女です。
人前では小悪魔的な態度をとっているが、本当は清純な性格をしています。
黄芳芳(ウォン・ファンファン)の誘いにより、中国妖怪を束ねる黄家へ招待された月音達。
黄家はとても大きな豪邸で、芳芳は
「自分の家だと思ってくれていいからさ」
と、月音達にくつろぐ様に促します。
屋敷に人の気配がしないことを不審に思った萌香。
芳芳と月音、胡夢は様子を見に行くことに。
そこで、屋敷にいた人物たちが月音達を消そうとしている、という不穏な会話を耳にします。
萌香たちのいる客間に戻った月音たち三人。
そこには萌香たちの姿はなく、部屋には争った痕跡が。
訳のわからない月音たちに、芳芳は、
「実は自分の命を狙う組織がいる。今回のこともそいつらの仕業かもしれない」
という話を語り始めます。
そこに刃物を持った妖怪が現れ、月音たちに襲い掛かります。
必死に逃げ出し、館内の隠し部屋に逃げ込む3人。
仲間たちを助けて脱出する作戦を考え始める月音と芳芳。
仲間たちがいなくなったために心細くなり、壁にもたれてうずくまる胡夢。
すると、突然胡夢は背後から胸を触られます。
月音に触られていると勘違いした胡夢だが、当の本人である月音は目の前にいることに気がつきます。
不思議に思って振り返る胡夢。
後ろの壁には、大きく開いた口から触手を伸ばす妖怪の姿が。
巨大な口は、触手で胡夢を捕らえると、そのまま丸呑みにしてしまいます。
大きなゲップをして、大きな口の妖怪は消えていきます。
あわてる月音に、芳芳はたじろぎながら
「今のは空間転送用の妖だ。胡夢さんは食われたんじゃなく別の場所に転送されてるはず」
と説明します。
みんなを助けるために、身体にダイナマイトを巻きつけ、銃を手に特攻を決め込む月音と芳芳。
しかし、そこで突然くす玉が割れ、中には「歓迎」の文字が。
突然の事態にあっけにとられる月音と芳芳。
実は、黄家のみんなで芳芳の帰りをもてなす準備をしていたが、芳芳が友達(月音たち)を連れてきたため準備が間に合わず、時間稼ぎのためにみんなを捕らえていた、と説明され、事件は解決します。
丸呑みシーンは、胡夢の身体に触手が巻きついているシーンが1ページ。
巨大な口から胡夢の手だけが伸びているシーン、巨大な口が大きなゲップをして消えていくシーンが1ページ。
転送用の妖怪という設定であるため、体内のシーンはありません。
1巻と同じく、こちらも一瞬で丸呑みにされてしまうため、短いシーンとなっています。
体内描写や、消化液まみれといった描写もなく、あっさりとした印象。
美少女ぞろいの漫画なのでキャラクターは可愛く描かれているのですが、残念ながら丸呑みシーンのクオリティはあまり高くありません。
情報提供:桃っ仔狼様 PON様
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