コミックヴァルキリー連載、成人向けアンソロジーなどで丸呑み作品を多く手掛けるワス氏のファンタジー作品。
読みは「せいどんのりゅう」、紹介文は「丸呑み×ダークファンタジー!!」となっております。
女性キャラクターが尋問される、などの肉体的に痛めつけられる描写もあるため、苦手な方は注意が必要な部分も。
2020年7月から連載開始。
連載誌のコミックヴァルキリーは、書籍版発売後、Web版として一定期間無料公開されております。
参考
コミックヴァルキリーWeb版
基本情報
単行本には、書き下ろし短編が収録されております。
第2巻、第3巻の書き下ろし短編は丸呑み描写に特化した内容になっているので、見ごたえあり。
丸呑みシーン概要 第1巻
第1話
物語の舞台は、竜を信仰する宗教国家ドラゴーネムンド。
主人公は、国内にある辺境の村に住むマナト。
竜信仰の教会の騎士・竜人兵団にあこがれる、家族思いの青年です。
元気な両親と、脚を患い車いすで生活する妹・レンカと共に、平和に暮らしています。
ある日、教会の人たちがマナトたちの村へ訪問。
その夜も山へトレーニングへ向かうマナトですが、両親から
「村や集落の人間が丸ごと消えてしまう事件が発生しているから気を付けるように」と注意を促されます。
一方、村では村人が教会の人たちが怪しい行動をしているのを目撃。
不審に思い声をかけると、教会の人たちが竜人に変身していきます。
途中で悲鳴を聞いたマナトは、そこで竜人が村人を丸呑みにしている現場を目撃。
胸騒ぎを覚えつつ村へ戻ると、そこは竜人たちが村へ火を放ち、人々を次々と丸呑みにしている、という大惨事になっています。
家族の安否を確かめに家に戻ると、目の前で両親が丸呑みにされ、レンカも絶体絶命。
両親を助けようとするも力及ばず、なんとか妹のレンカだけを連れて逃げるものの、マナトは追い詰められてしまいます。
マナトも丸呑みにされそうになったその時、謎の女性ユリシアが現れ竜人を一閃。
殺された家族や村人の復讐を誓い、ユリシアとともに教会と対立する組織ウェヴィリアを目指すことになる、というのが第1話のあらすじ。
第3話
復讐のための力を手に入れたマナトは、教会と対立する組織ウェヴィリアの一員として、ユリシアと共に行動することに。
初任務は教会とつながりのある悪徳貴族ドゥラウスの確保、という危険なもの。
中盤、貴族ドゥラウスの悪事を暴き、部屋に踏み込んだマナトとユリシア。
その前に、教会からの護衛である竜人が立ちふさがり戦闘に。
竜人たちを撃退したマナトたちですが、すでにターゲットの貴族ドゥラウスは娘を連れて逃走した後だったため、追跡を開始します。
貴族ドゥラウスは逃したものの、その娘ミーシェアを捕らえることに成功したマナトたち。
ミーシェアを人質にして貴族ドゥラウスをおびき出そうとしますが、そこに別の竜人が登場しどういうわけかドゥラウスを処分してしまいます。
そして、その竜人は娘のミーシェアにも迫ると、頭から咥え込み徐々に丸呑みに。
肉壁に揉みくちゃにされながら胃袋へと運ばれ、泣き叫びながらミーシェアは力尽きてしまいます。
その後、ミーシェアを飲み込んだ竜人とマナトたちが対峙する、というところで第3話は終了します。
第4話
竜人との対決時に、そもそも竜人はなぜ人を呑み込むのか、という解説が入ります。
そのとき、イメージ映像として女性が丸呑みにされていく様子が描かれております。
第6話
マナトたちにより竜人が討たれ、教会は警戒態勢に。
そして、新たな力を得るための生贄実験を開始します。
生贄に選ばれた少女は逃げ出そうとしますが、ラミアのような竜人の尻尾に巻きつかれ拘束。
そして、ラミアに頭から咥え込まれ、両脚をじたばたとさせながら徐々に丸呑みにされていきます。
その後、大きく膨らんだ腹部を、教会のシスターたちと愛おしそうに撫でまわす、というところでこのシーンは終了します。
第2巻 丸呑みシーン概要
第7話
扉絵としてレンカが胃袋内で身体を丸めるようにしてうずくまり消化液まみれになっている様子が描かれております。
なお、7話作中にはこういったシーンはありません。
第8話(前編)
このエピソードの序盤、とある村が竜人の集団に襲われるシーンが描かれております。
真夜中、不気味な物音を感じて目を覚ます少女ミルネ。
違和感を感じて、ベッドの中をのぞくと、大蛇のように変化した竜人が出現。
少女ミルネは蛇体に巻きつかれて身動きを封じられ、さらに口を塞がれてしまいます。
拘束された少女ミルネは両脚を咥え込まれ、くぐもった悲鳴を上げながら徐々に丸呑みに。
ミルネは全身を丸呑みにされ、体内で悲鳴を上げながらも、どんどんと奥へと運ばれていきます。
竜人の喉のふくらみが移動し、そのふくらみが胃袋へと完全に移動したところで、物音を聞きつけたミルネの両親が寝室に現れます。
上半身が人間の姿に戻った竜人(第6話で丸呑みにされ竜人へとなった少女)は、大きく膨らんだお腹を満足そうに眺めていましたが、次は両親を丸呑みにするため、お腹を収縮させてミルネを完全に吸収。
その後、村の至る所で竜人の襲撃が開始され、村人たちが呑まれていく展開になります。
第9話
このエピソードでは、マナトたちと同じ組織の仲間リンゴウとシノンと、竜人兵との戦いが描かれております。
強大な力を持つ竜人兵に返り討ちにあったシノンは、蛇体に締め付けられ頭から咥え込まれることに。
両脚をじたばたとさせて抵抗しますが、そのまま持ち上げられて全身が丸呑みにされてしまいます。
そこにマナトたちが現れ、竜人兵を攻撃。
攻撃を受けた竜人兵は、唾液まみれになったシノンを吐き出す、というところで丸呑みシーンは終了します。
第13話 (※スライム取り込み)
第2巻収録分の終盤、新たに登場した敵役の男性が、自身を慕っている女性を騙し、スライムのようなものをけしかけるシーンがあります。
スライムのようなものに覆いかぶさられ、徐々に取り込まれていく様子が3ページにわたり描かれております。
第2巻描き下ろし
第9話で竜人に一度丸呑みにされトラウマとなったシノンが見ている悪夢、という設定。
夢の中で、竜人に頭から丸呑みにされ、体内で締め付けられながら、消化されてしまう、というところで目を覚まします。
書き下ろしのおまけ作品ということで、丸呑み描写に振り切った内容になっています。
第3巻 丸呑みシーン概要
第17話
このエピソードは、ユリシアの過去回想編。
後半、ユリシアのパートナーであり、姉のような存在である女性ランシェリと共に任務を遂行中、竜人に遭遇します。
恐怖により動けなくなったユリシアをかばうようにランシェリが攻撃をくわえこますが、その強靭な腕に捕まり拘束。
舐め回された後に、頭から咥え込まれ丸呑みにされてしまいますが、ユリシアが恐怖を振り払って一撃をくわえ、ランシェリは無事に吐き出されます。
体内描写あり。
第19話
このエピソードは丸呑みではなくスライム取り込みシーンあり。
後半、ユリシアが一人で宿敵の男を追う展開。
宿敵の男は卑怯な手段を好み、目の前で女性をスライムに襲わせ、ユリシアが激怒します。
第20話
このエピソードは前話の続きで、丸呑みではなくスライム取り込みシーンあり。
ユリシアの目の前で、人質の女性がスライムに取り込まれていくところから。
卑劣な手段に怒り狂いながらも、なんとか目の前の敵を倒し、スライムから女性を引きずり出そうと腕を引っ張りますが、すでに身体は溶かされており、腕だけがずるりと抜け落ちます。
第3巻描き下ろし
タイトルは、イフバッドエンド最後の時まで
第17話のバッドエンド展開。
ランシェリを救出できず、ユリシアも丸呑みにされ、胃袋内で二人まとめて揉みくちゃにされる。
第4巻 丸呑みシーン概要
第21話
このエピソードも丸呑みではなくスライム取り込み。
復讐に心を支配されたユリシアが、怒りに任せスライム使いの男を切り伏せますが、実はそれはスライムで作ったダミー。
虚を突かれたユリシアは、スライムに捕まり、全身を取り込まれてしまいます。
第3巻書き下ろし
第17話、過去回想シーンでのifバッドエンド。
ランシェリを丸呑みにした竜人に挑むも、ユリシアも敗北し、頭から咥え込まれ丸呑みに。
胃袋の中で、ランシェリとユリシアが抱き合うように肉壁に揉みくちゃにされていく、というところで終了。
書き下ろしのおまけ作品ということで、丸呑み描写に振り切った内容になっています。
第22話
前話でスライムに取り込まれ、身動きを封じられたユリシアが、竜人に頭から呑まれます。
完全に呑まれる前に仲間により救出され、残念ながら半呑み止まり。
呑まれる途中の口内描写はあります。
第26話
最終章の導入。
マナトたちの拠点に竜人が侵入し、妹のレンカが襲われることに。
這って逃げようとするも、脚から咥え込まれてそのまま丸呑みにされ、胃袋内で苦しみながらも竜人に吸収されてしまいます。
その後、レンカは竜人と融合した姿となりマナトの前に現れる、というところでこのエピソードは終了。
体内描写もしっかりあり、見ごたえのある内容になっています。
第4巻描き下ろし
タイトルは、ifバッドエンドつかめなかったその手。
第22話のバッドエンド展開です。
ユリシアが竜に丸呑みにされる様子が8ページ。
スライム取り込み寄りではなく、竜に呑まれる描写へと変更されています。
第5巻 丸呑みシーン概要
第27話
前話で竜人と融合してしまった妹のレンカが、兄のマナトと対峙。
ひと悶着あったあとマナトは戦闘を離脱。
その後、レンカは竜人の丸呑み衝動に襲われ、友人のシャリタの元を訪れ丸呑みにしてしまいます。
体内描写あり。
第5巻描き下ろし
タイトルは、イフバッドエンド3憐花。
こちらは竜化した妹レンカが、兄マナトを丸呑みにする、という内容。
女性が呑まれるシーンはなし。
総評
第1話の時点では、しっかりした丸呑み描写があるのはモブの女性だけですが、丸呑み表現には力を入れて描かれております。
丸呑みを意識したタイトルからわかるように、頻繁に丸呑みシーンの登場する作品です。
今後の展開がどうなるのかはまだわかりませんが、期待がかかるところ。
2020年9月現在、まだ開始から日が浅いため今後どうなるかはわかりませんが、ダークファンタジー作品としてはしっかり描けている印象。
絵に関しては、主人公はかっこよく、女性キャラは凛々しく、可愛らしく描かれております。
ストーリー展開にスピード感がある反面、舞台背景や設定などに対して長い文章による説明が多く、長い固有名詞が多いこともあり、ストーリーが頭に入りづらいと感じられるのが難点か。
丸呑みシーンとしては、丸呑みにされる過程、丸呑み後の体内描写の両方の要素あり。
成人向け丸呑み作品を複数手掛けている作者であり、作品のテーマでもあることから、丸呑みシーンは力を入れて描かれております。
また、第2巻以降の単行本書下ろしシーンは、完全に丸呑みファン向けの内容となっており、呑まれる過程から体内描写までしっかりと描かれており、見ごたえのあるものに。
ストーリー後半では丸呑み展開が薄くなってきたものの、2,3,4巻は単行本描き下ろし作品を目的として手に取っても十分に楽しめるかと。
サンプル画像など
DMM.comでは、無料サンプルとして丸呑みシーンを含む第1話を閲覧可能です。
興味がある方はチェックしてみるとよいでしょう。
以下、掲示板より抜粋
コミックヴァルキリーの『世呑の竜』第1話
冒頭で竜に呑まれている人が顔は見えないのですが
体つきとセリフから女性だと思われます。
以下、掲示板より抜粋
連載中のコミック『世呑の竜』の3話目が更新し、その作中に女性貴族が丸呑みされるシーンがありました。
今回はガッツリ体内描写が描かれています。
以下、掲示板より抜粋
世呑の竜 7話の扉絵が丸呑みになってますね
以下、掲示板より抜粋
世呑の竜 8話前編更新されてますね
丸呑みも確認しました
以下、掲示板より抜粋
コミックヴァルキリー連載の「世呑の竜」9話で、主要キャラの女性が頭から丸呑みにされていました。
足首まで呑み込まれた所で救出されます。
最新号がブックウォーカー・DMMで、期間限定で無料公開されています。
以下、掲示板より抜粋
第13話の終盤にて、スライムらしきモンスターによる丸呑み(取り込みの方が正しいか?)シーンがありました。作者によれば、次回からはそっち系メインにするみたいですね。
以下、掲示板より抜粋
2巻のおまけにシノンという女性が数ページに渡って丸呑み→肉壁責めされるというとても濃厚なシーンがあります
以下、掲示板より抜粋
「世呑の竜」19話にて最後の方にスライム取り込みシーンが少し
以下、掲示板より抜粋
コミックヴァルキリーの「世呑の竜」20話にて、スライム丸呑み(厳密には吸収?)シーンを確認しました。いつもの丸呑みシーンより、ややグロ寄りになっています。
以下、掲示板より抜粋
今回(21話)は次回の丸呑みシーンに繋げる為に、御膳立てしてる感が強め。
一応、スライム取り込みシーンはあるが、あくまで拘束する為にやってる感じだし。
以下、掲示板より抜粋
最新話で丸呑みを確認。ただ、前回あれだけ勿体ぶった割に、描写はほぼ1ページ分だけで、しかも半呑み止まりという物足りない内容なのがね。
本番は次回、もしくは単行本4巻までお預けかな?
以下、掲示板より抜粋
最終回なので一応詳細は伏せますが(しばらくは無料で読めますし)、男女含む大勢の人間がドラゴンに呑み込まれています
ドラゴンの喉が大きく膨れ上がっているコマとその内部の描写あり
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