丸呑みデータベース
このページの更新日:2014/08/10

スカーレイドR


作者サイト ハード名発表年
PC
製作ジャンル
エターナルディザスター
project half_moon
ロールプレイング
モンスター名キャラクター名
ダースドライブ系モンスター
マグセル
のい
マグセル
エネア
解説

ZELK氏製作のロールプレイングゲーム。
RPGツクールにて製作された作品。
女性が男性を支配するファンタジー世界を舞台にした、女剣士のいの冒険を描いた作品です。
ストーリーは基本的に独立しているので、前作スカーレイドを未プレイでも問題なく楽しむことができます。
今作はシリアスさが薄れ、コメディタッチな雰囲気が強くなっています。
現在はまだ製作中バージョンですが、作者様サイトにて無料公開されています。


RPGツクール作品ということで、グラフィックは2Dドット絵。
基本的なシステムは前作とほぼ同様。
戦闘はFC~SFC時代のファイナルファンタジーシリーズ風。
3~4頭身のデフォルメ2Dキャラクターと敵キャラが横向きに対峙するスタイルです。
グラフィックは前作から大幅に進化しており、メインキャラクターは綺麗に描かれています。


登場する丸呑みモンスターは、ダースドライブとマグセル。
ダースドライブは10m程度のサイズの首長竜(ネッシー)のような姿をしたモンスター。
言葉を話したりはできませんが、エネアという少女の使い魔であり、エネアにだけは従順に従います。
ストーリー進行上、何度かボスとして戦うことになりますが、戦闘中には丸呑み技は使用してきません。

マグセルは、とかげのような姿をした魔族の少女。
「かわいいから」という理由でのいが仲間兼ペットとして引き取っている少女です。
性格は幼稚で、かなり食区旺盛。
たどたどしいものの一応言葉を話すことができます。


モンスターに丸呑みにされるのはのい、エネア、マグセルの3人。
のいは女王国の治安を守る遊撃隊ギルドに所属する、このゲームのヒロインであり主人公の女剣士。
顔は幼いが身体つきは大人っぽく、お気楽で天然な性格をしています。

エネアはのいの行く先々に現れる謎の少女。
一人称はボクで性格はかなり生意気な子供。
首長竜型の使い魔を使役することができます。


ゲーム序盤、最初のダンジョンにて1つめの丸呑みシーンがあります。
このシーンまでの到達プレイ時間の目安は30~40分程度。
スカーレイド古城に住み着いた盗賊退治にやってきたのいたち。
城の地下洞窟で無数に空いた穴と、そこら中に散らばる盗品の数々に疑問に思いながらものいは最深部に到着。
そこで、のいの目の前の地面から巨大な首長竜ダースドライブが出現します。

のいは、この状況から盗賊は目の前の首長竜に喰われたのだと理解。
「やばい・・・食われる」
と、後ずさりをして逃げようとしますが、首長竜がのいに襲い掛かり戦闘になります。

この戦闘で敗北した場合に、特殊なゲームオーバー演出が発生。
のいはダースドライブから後ずさりして逃げようとしますが、ダースドライブは大口を開けて追撃。
のいはダースドライブに背を向けて走って逃げようとしますが、ダースドライブは素早く、のいを大口で咥えこんでしまいます。
そして、のいを口の中に入れたまま首を上に伸ばしてもぐもぐと咀嚼。
そのまま、のいを丸呑みにして、喉の膨らみが徐々に下っていき、お腹が大きく膨らんだところでゲームオーバーになります。

アニメーションは、マップ移動・戦闘シーンなどで使用されている3~4頭身のキャラで表示されます。

  • 口内ののいをもぐもぐと咀嚼するアニメーションが2コマ

  • のいを丸呑みにして、喉の膨らみが徐々に下っていきお腹が大きく膨らむアニメーションが7コマ


  • このイベント中には特にテキストなどはなく、アニメーションのみの演出になっています。 また、イベントでは特別な1枚絵CGは表示されません。


    ダースドライブとの戦闘に勝利した場合、騒ぎを聞きつけた仲間のクレイスが合流。
    そして、首長竜は突然苦しみだして何かを吐き出し逃走します。
    吐き出されたものは、とかげのような姿をした少女マグセル。
    のいは、マグセルの可愛さに一目惚れしてしまい、
    「おなか…すいたぁ…」
    とつぶやくマグセルに近づき、食べ物を渡そうとします。

    クレイスが気がつくと、のいの姿はどこにもなく、お腹を異常に大きく膨らませたマグセルの姿が。
    途方に暮れたクレイスは、のいが丸呑みにされたままの状態のマグセルを街まで運びます。

    本拠地に帰還し、マグセルのお腹の中で、
    「出して~」
    と叫ぶのいをそのままに今後の対策を話し合うクレイスたち。
    その後、無事に吐き出されたのいが、懲りずにマグセルを飼うことに決定します。

    翌朝、後輩がのいを起こしに部屋に訪れると、そこにはのいの姿はどこにもなく、またしてもお腹を大きく膨らませたマグセルの姿があります。
    予想通りの展開に、後輩が呆れ顔を見せるところでこのイベントシーンは終了します。
    このイベントシーンには1枚絵CGなどはありません。


    次の丸呑みシーンは、第三章の最初のダンジョンである地下迷宮。
    このシーンまでの到達プレイ時間の目安は3時間程度。
    最深部に行った後にロープによるルートが追加されるので、そこから降りてマップ右下へ進んでいくとイベントが発生。
    出口へのはしごの近くで、のいの行く先々に現れる謎の生意気少女エネアを再度発見。
    今度こそ保護しようとはしごを上り、エネアを追いかけます。

    地下迷宮から出た街の広場で対峙するのいとエネア。
    今までのことを問いただそうとするのいですが、相変わらずエネアは聞く耳を持たない態度をとります。
    のいも遊撃隊ギルド所属という立場から、立ち入り禁止区域への無断侵入などのエネアの行為を見逃せないため、エネアに厳しく言い寄ります。

    そこでエネアは面倒だとばかりに、街中にも関わらず首長竜型の使い魔を召喚。
    「今からこいつのエサになってもらうからな!覚悟しろよっ!」
    と、のいに迫ります。
    しかし、そこに騒ぎを聞きつけた元・女王騎士達が登場。

    「街中にモンスターを連れ込むとはどういうことだ」
    とエネアに迫る元・女王騎士とその部下の兵士達。
    エネアはおろおろしながらも、これは自分の使い魔であると説明。

    元・女王騎士は、ならば使い魔の証拠である首輪を見せろと詰め寄ります。
    首輪は使い魔が嫌がって飲み込んでしまったと言い訳を始めるエネア。
    元・女王騎士は、証拠がないならと首長竜型の使い魔を排除しようとします。

    追い詰められたエネアは、
    「…とってくるっ!!」
    と叫ぶと、自ら首長竜型使い魔の口の中へと入っていきます。

    数時間後、あれから全く動きのない首長竜型使い魔とエネア。
    のいは使い魔に近づき、腹の中のエネアに声をかけますが返事はありません。
    退屈なのいは、エネアにいたずらすることを思いつきます。

    選択肢

  • つついてみる

  • 攻撃してみる

  • じっと待つ(称号・ドS入手)

  • 選択肢によってのいの行動が変化しますが、その後の展開は同様。
    突然使い魔が動き出し、のいはそのまま咥え込まれてしまいます。
    「ちょっ、のいは関係ないってば!」
    「こら!咥えたまま持ち上げるなぁ!」
    と、叫びながら使い魔の口内で暴れるのいですが、そのままあっさりと丸呑みにされてしまいます。

    狭い食道を通り抜け、胃袋の中でエネアと再会するのい。
    どうして消化されないのかと疑問を口にするのいに、
    「魔獣が人を食べるのは魔力を吸収するためだから魔力を欲しがっていないときは吸収しようとはしないよ」
    とエネアは説明をします。

    感心するのいに、エネアはさらに言葉を続けます。
    エネアは首輪を探すというのは方便で、胃袋の中で魔力が回復するまで時間を稼ぐつもりだったと告白。
    そして、魔力が回復したエネアは、使い魔にのいを吐き出させると瞬間移動魔法を発動して逃げてしまいます。

    吐き出されたのいが、
    「うーべとべとー気持ちわるー」
    とぼやくところで、このイベントシーンは終了します。
    このイベントシーンには1枚絵CGなどはなく、体内のシーンは真っ暗な画面にテキストのみの表示でグラフィック的な演出はありません。


    この次に訪れることになるスフィア湖の最奥でも丸呑みシーンがあります。
    このシーンまでの到達プレイ時間の目安は4時間程度。
    スフィア湖の中心でようやくエネアにおいついたのい達。
    エネアもついに逃げるのを諦め、戦闘に突入。

    戦闘に勝利したのいは、エネアを捕まえようとします。
    しかし、その背後からエネアの使い魔よりも遥かに巨大な野生の首長竜が現れます。
    そして、驚くのいとエネアを一瞬で丸呑みにしてしまいます。

    丸呑みにされた後は体内ダンジョンへ移行。
    一人きりで目が覚めたのいは、とりあえずエネアを探して体内を奥へと進んでいきます。
    そして、最奥地で途方に暮れているエネアを発見。
    しかしエネアは、こんなことになったのはのいのせいだ、と八つ当たり気味に襲い掛かってきます。

    戦闘終了後、エネアは瞬間移動魔法で自分だけ脱出。
    取り残されたのいは、本格的な消化を始めた首長竜の体内を駆け抜け、首長竜の口へと到着。
    そして、そこから無事に脱出します。

    脱出イベント時に時間切れになってしまうと、
    「間に合わなかった」
    というのいのセリフの後、ゲームオーバーとなりタイトル画面に戻されます。


    全体的に前作よりもパワーアップしています。
    RPGとしての難易度は、普通に宝箱を回収しながら進めていけば、特にレベル上げなどをしなくても問題なく進めるレベル。
    無料公開作品としては非常によくできた作品です。

    丸呑みシーンは、3種類と豊富に用意されています。
    丸呑みシーンは細かく描写されており、のいのセリフ回しなどが秀逸。
    しかし、残念ながらイベントCGなどはなく、グラフィック的な要素は弱い。
    今後のアップデートでこの辺りが強化されることを期待。


    RPGというジャンルなので、リョナ系アクションゲームのように高いプレイヤースキルが要求されるようなことがないのは利点。
    反面、丸呑みイベントに到達するまで時間がかかるという欠点があります。
    といっても、1つめの丸呑みイベントは最初のダンジョンのボスなので30分程度で到達可能。
    無料作品なので、とりあえず最初の丸呑みイベントまで進めてみて、気に入ったら先までプレイしてみるとよいでしょう。

    以下、作者様よりの情報

    序盤、最初のボス(ネッシーみたいなモンスター)戦で負けると、女性主人公「のい」が頭から飲まれるゲームオーバー演出があります。
    その後のイベントで、「のい」が「マグセル」というトカゲ型の少女に飲まれるイベント(2回)。
    女王国地下遺跡クリア時に、「のい」と「エネア」が最初のボスと同じ容姿のモンスターに飲まれる。
    スフィア湖のエネア戦後に、上記2人が大型のモンスター(最初のボスの少し大き目)に飲み込まれます。
    その後は体内ダンジョンとなります。